<乾燥と気温変化から増加>冬の皮膚疾患

2017年12月25日

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しもやけ
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皮膚疾患
皮脂欠乏性湿疹
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凍瘡
入浴
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ビタミンE
バリア機能
アトピー性皮膚炎
とうそう
血行
冬は気温が低くなるだけでなく、空気が乾燥しがちです。
この時期に増加する皮膚疾患と注意点について解説します。
まず、気温の低下にともなう皮膚疾患の代表的なものには「しもやけ」があげられます。
そして乾燥ですが、非常に多くの方が皮膚の乾燥性疾患に煩わされています。
代表的な冬の皮膚疾患について順次みていきましょう。

今回は「皮脂欠乏性湿疹」「アトピー性皮膚炎」「しもやけ(凍瘡)」の3つをご紹介します。

 「皮脂欠乏性湿疹」は、秋から冬の乾燥する時期に多く見られるとされています。
皮膚表面の脂が減少し、皮膚が乾燥して痒みを伴う「皮脂欠乏症」が進行して炎症や湿疹を伴った状態をさします。
特に夜になるとひどくなる傾向があります。

「アトピー性皮膚炎」は慢性化する皮膚炎とされています。
痒みのある湿疹があらわれ、炎症の改善・悪化が繰り返されます。
アレルギーを起こしやすい体質の方や皮膚のバリア機能が低下している方などに多く見られます。

「しもやけ」は気温が4~5度で一日の気温差が10度以上になると発症しやすくなると言われます。
血行の悪くなりやすい、手足の指先や耳たぶ、頬、鼻などにヒリヒリ痛む、赤くなるなどの症状が出ます。

いずれの皮膚疾患も市販薬や日々の注意で良くなる事もありますが、原因をきちんと把握し、正しい対処をするためには自分で安易に判断せず、専門医に相談することが大切です。

皮脂欠乏性湿疹

秋口の乾燥時期に急増し真冬がピークといわれています。
体全体の皮膚がカサカサに乾燥することで強い痒みを感じ、掻いてしまうことで湿疹化する皮膚疾患です。

特に高齢者の腰からおしり、膝から下に発生しやすいのが特徴。

痒みで皮膚を強く引っ掻いてしまい、症状が悪化してしまうこともあるので早めの対策が大切です。

特徴的な症状

● 足や腕、背中、腰、わき腹などの痒み

● 皮膚がカサカサと粉を拭いたような状態になる

● 冬になると痒みが悪化する

● 洋服を着ることにより痒みがひどくなる

対策と予防

●入浴後、肌に水分と油分を補給する保湿クリームや保湿ローションを塗る。

●洗濯物を干す、加湿器を利用するなどして部屋の乾燥を防ぐ。

●電気毛布は就寝前までの使用とし、就寝時には電源を切る。




●入浴時にナイロンタオルを使用せず、石鹸を泡立て手のひらで優しく身体を洗うようにする。




●香辛料が多く入っている料理や酒類は痒みを増長させるので摂りすぎに注意

アトピー性皮膚炎

痒みを伴い慢性的に経過する皮膚炎です。
ハウスダストやペット、多数の花粉以外に乾燥も大きな発症要因といわれます。
慢性的ですが、適切な治療をきちんと受ければ症状の改善が期待されますので、まずは皮膚科の受診を。

ただしアトピー性皮膚炎は遺伝的素因、様々な内的・外的悪化要因を持った皮膚病なので、現在は対症療法が治療の原則となっています。
自分の症状を悪化させる原因物質や環境などをよく理解し、適切なスキンケア(清潔と保湿)を続けることで皮膚のバリア機能の低下を防ぐことができ、症状を悪化させないコントロールにつながります。

特徴的な症状

● 身体に痒みを伴う赤い湿疹が出る

● 皮膚全体がカサカサして、湿疹が広がる

対策と予防

●エアコンフィルターや家具の上、カーテンなどこまめな掃除を行い、換気も頻繁に実施する。

●刺激の少ない石鹸で身体を軽く洗う。外出時はしっかりと防寒する。

●自分に合った保湿剤を選んで患部に塗る。(※症状によって異なります。医師と相談の上、実施してください。)





●入浴・シャワーを励行し、皮膚を清潔に保つ。

●枕カバーやシーツをこまめに洗濯する。

しもやけ(凍瘡:とうそう)

しもやけは、寒冷時期や日中の気温差が激しい12月から3月に症状があらわれやすい皮膚疾患です。
寒さのために血行が悪くなったことで、身体の末端に炎症が起こります。

具体的には、冷たい外気にさらされた後、手足の指先、耳たぶ、頬、鼻など血行の悪くなりやすい場所に症状があらわれます。

皮膚が赤く腫れあがり、ひどい時には水ぶくれを起こすことも。

痒みは入浴時や就寝時など身体が温まって血液の循環がよくなると強くなる傾向があります。

子供に多い病気ですが、女性では大人になっても繰り返す人もいますので注意が必要です。
医学的には、凍瘡(とうそう)と呼ばれます。

特徴的な症状

● 手足全体が赤く腫れる

● 指や手のひら、足の裏に赤い発疹ができる

● 手足の指が赤黒くなる

● 手足に痒みがあり、患部を温めると痒みが強くなる

対策と予防

●濡れた靴下や手袋は装着しない。

●汗をかいたらこまめに着替えて身体を冷やさない。

●水仕事後にはハンドクリームで手を保湿する。




●外出時はしっかりと防寒する。




●締め付けない靴や衣類を選ぶ(血行不良の予防)。




●入浴時1~2分間、手足を冷水と40℃前後の温水に交互に浸す(末端神経まで血のめぐりを良くする)。




●ビタミンEを摂取する。
(例)サプリメント、豆類(アーモンド、ピーナッツなど)、魚卵(たらこなど)、植物油(菜種油など)。
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前に情報提供元等にご確認ください。

文:リ・ライフ編集部

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